足のむくみ(浮腫)とは
足のむくみ(浮腫)とは、血液中の水分が血管の外に漏れ出し、皮下組織に過剰にたまることで、足が腫れたように見える状態を指します。多くの方が「夕方になると足が重い」「靴がきつくなる」「靴下の跡が残る」といった形で自覚します。
一時的な生理的変化として起こることもありますが、背景に病気が隠れている場合もあり、特に内科では注意深く評価される症状です。
足は心臓から最も遠く、重力の影響を受けやすいため、血液やリンパ液が滞りやすい部位です。そのため、体内の水分バランスや循環状態の変化が、比較的早く症状として現れます。
主な原因
足のむくみの原因は多岐にわたり、以下のように分類されます。
生活習慣・体位によるもの
長時間の立ち仕事やデスクワーク、運動不足、塩分の多い食事などは、静脈やリンパの流れを滞らせ、むくみの原因となります。
病気が関与するもの
心不全では心臓のポンプ機能低下により血液がうっ滞し、むくみが生じます。慢性腎臓病では水分や塩分の調整がうまくいかず、体内に水分が貯留します。肝疾患や下肢静脈の病気も原因となることがあります。
内科での評価
内科では、むくみがいつから出現したか、左右差があるか、朝と夕方で変化するかを確認します。加えて、体重増加、息切れ、尿量変化などの全身症状を詳しく伺います。
診察では、圧迫によるへこみの有無を確認し、必要に応じて血液検査、尿検査、心電図などを行い、心臓や腎臓の機能を評価します。
治療について
治療は原因に応じて行われます。生活習慣が主因の場合には、塩分制限、適度な運動、足を高くして休むなどの指導が中心となります。
心不全や腎臓病が関与している場合には、原疾患の治療や利尿薬の調整が検討されます。症状や全身状態を踏まえ、無理のない治療方針が立てられます。
受診のめやす
・むくみが急に強くなった
・息切れや体重増加を伴う
・片側の足だけが腫れている
・安静にしても改善しない
