花粉症とは
花粉症は、スギやヒノキ、ブタクサなどの花粉に対して免疫が過剰に反応することで起こるアレルギー性疾患です。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみといった症状が代表的で、のどの違和感や倦怠感を伴うこともあります。
日本では特にスギ花粉による影響が大きく、毎年同じ時期に症状を繰り返す方も少なくありません。
症状が強い状態が続くと、副鼻腔炎や中耳炎などを合併することがあり、注意が必要です。
花粉症の治療について
花粉症の治療は、症状の程度や生活への影響を考慮して行われます。
- 抗ヒスタミン薬などの内服薬
- 点鼻薬、点眼薬による局所治療
症状に応じて複数の治療を組み合わせることがあります。
また、舌下免疫療法は、特定の花粉に対する体の反応を徐々に調整する治療法として知られていますが、適応や効果には個人差があります。
花粉‐食物アレルギー症候群(PFAS)とは
花粉症のある方が、花粉と似た構造のたんぱく質を含む果物や野菜を摂取した際に、
口の中や唇、のどにかゆみや違和感を生じる状態を
**花粉‐食物アレルギー症候群(Pollen Food Allergy Syndrome:PFAS)**と呼びます。
花粉症のある方の一部にみられるとされ、以下のような組み合わせが知られています。
- シラカバ花粉:リンゴ、モモ、ナシ
- スギ花粉:トマト
- ヨモギ花粉:セロリ、ニンジン
PFASの症状と注意点
多くの場合、症状は口腔内やのどに限局し、数分から数十分で自然に軽快します。
一方で、まれに蕁麻疹や腹痛、息苦しさなどの全身症状を伴うことがあり、注意が必要です。
原因となる食品でも、加熱することで症状が出にくくなる場合があります。
受診の目安
- 果物や野菜を食べた後に、口の中やのどの違和感が繰り返し出る
- 花粉症の症状が強く、日常生活に支障がある
このような場合、アレルギーの評価や生活上の注意点について相談することが勧められます。
