〜地域の内科クリニックで行うガイドラインに基づく診療〜

かかりつけ医に求められる内科診療とは

地域の内科クリニックにおけるかかりつけ医の役割は、病気を診るだけでなく、患者さんの生活背景や複数の疾患を総合的に把握し、継続的に健康を支えることにあります。

特に高血圧や糖尿病、脂質異常症、心不全などの慢性疾患では、長期的な管理が重要であり、定期的に相談できるかかりつけ医の存在が大切です。

GDMT(ガイドラインに基づく治療)とは

GDMT(Guideline-Directed Medical Therapy)とは、診療ガイドラインを参考に行う医学的根拠に基づいた治療の考え方です。心不全治療で広く知られていますが、実際には多くの内科疾患に共通する基本的な診療姿勢といえます。GDMTは、特定の治療効果を保証するものではありませんが、患者さん一人ひとりの状態や検査結果を踏まえ、医師が治療方針を判断するための指針です。

心不全診療とかかりつけ医の役割

心不全は、症状が安定している時期でも定期的な経過観察が重要な疾患です。かかりつけ医としての当院では、

  • 息切れやむくみなどの症状確認
  • 体重や血圧の変化のチェック
  • 血液検査や心電図による評価
  • 必要に応じた専門医療機関との連携

を通じて、心不全の悪化を早期に察知することを目指します。

GDMTの考え方を踏まえながら、日常生活に寄り添った心不全管理を行うことが、地域医療における重要な役割です。

生活習慣病診療にも活かされるGDMT

GDMTの考え方は、心不全だけでなく、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病診療にも共通しています。

高血圧

診療ガイドラインに基づき、血圧目標や治療方針を検討し、生活習慣の改善と薬物療法を組み合わせた管理が行われます。

糖尿病

血糖値だけでなく、

  • 合併症の有無
  • 心臓や腎臓への影響
  • 年齢や生活状況

を考慮した個別化治療が重要とされています。かかりつけ医は、こうした複数の疾患を総合的に管理できる立場にあります。

地域の内科クリニックだからできるGDMT診療

地域密着型の当院では、

  • 小さな体調変化を相談しやすい
  • 長期的な治療経過を把握できる
  • 必要に応じて専門医へ紹介できる

といった強みがあります。

GDMTの考え方をベースにしながら、者さんの生活に合わせた現実的な治療を一緒に考えることが、私どもかかりつけ医の大切な役割です。

まとめ|かかりつけ医とGDMTで支える地域医療

GDMTは、内科疾患において、ガイドラインに基づいた標準的な治療の考え方です。かかりつけ医は、その考え方をもとに、患者さん一人ひとりの状態に応じた診療を継続的に行います。

「どこに相談したらよいかわからない症状がある」

「慢性疾患を長く診てもらえる内科を探している」

そのような場合は、地域のかかりつけ医としての当院へお気軽にご相談ください。

※本コラムは一般的な医療情報の提供を目的としており、特定の治療効果や結果を保証するものではありません。診断・治療については、必ず医師の診察を受けてください。